合同会社アンドエス代表で、放課後等デイサービス カララ、カララ寿町2事業所運営している安藤です。

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今回は、私が福祉に携わることになったきっかけのお話です。

私が福祉に携わるきっかけは、思いもよらないところにありました。人生の転機は予期せぬ形でやってくるものですね。私の場合、それは大学3年生の時のことでした。

当時、情報科に在籍し、将来はシステムエンジニアになることを夢見ていた私が、今では福祉の世界で働いています。その驚くべき変化のきっかけとなったのは、一本のギターと、友人からの思いがけない誘いでした。

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予期せぬボランティアの誘い

ある日、路上ライブで一緒に演奏していた友人から、障がい者施設でのボランティアに誘われました。正直なところ、その時まで福祉には全く興味がありませんでした。しかし、もともと新しいことに対して一旦興味を持つ癖のある私は、その友人とともにギターとブルースハープを持って施設を訪れることになりました。

戸惑いと発見

施設に到着して最初に感じたのは戸惑いでした。重度の身体障がいと知的障がいを持つ方々が利用する施設で、どう接すればいいのか分からず、挨拶をしても反応してもらえないことに困惑しました。

音楽がもたらした奇跡

しかし、状況は一変します。私たちが音楽を奏で始めると、それまで無反応だった方々が、突然生き生きとし始めたのです。気が付けば、私たちの周りに集まり、頭を振ってリズムに乗ってくれる姿を目の当たりにしました。その瞬間、言葉では表現できないほどの喜びを感じたのを今でも鮮明に覚えています。

新たな世界への扉

この経験が、私の人生の方向性を大きく変えることになりました。それ以降、定期的に施設を訪れるようになり、最初は音楽を通じて、そして次第に楽器なしでも利用者の方々と交流するようになりました。

情報科から福祉へ

大学での勉強がほぼ終わっていたこともあり、週5回のペースで施設でボランティアをするようになりました。情報科の授業よりも、福祉施設での時間の方が充実していると感じるようになり、気がつけば福祉の世界に深く入り込んでいました。

新しいことを面白がること

一本のギターと友人の誘いが、私の人生を大きく変えました。システムエンジニアを目指していた私が、今では福祉の道を歩んでいます。この経験を通じて、人生の不思議さと、新しい世界を面白がって行動することの大切さを学びました。

私の場合、新しいことへの好奇心が、思いもよらない世界への扉を開いてくれました。時には戸惑いもありましたが、その瞬間を楽しむことで、自分の可能性を広げることができたのだと思います。